2017年50冊読破目標の6冊目です。
鈴木健二先生の『思考のスイッチを入れる授業の基礎・基本』(日本標準 2016)読破です。
思考のスイッチを入れることができれば、授業の質が上がります。授業に深みが出ます。子どもの学力が伸びると思います。
しかし、なかなか簡単には思考のスイッチを入れることはできないことを、中学校での授業で体験しました。思考のスイッチを入れるためにはどうしたら良いかを、授業を作る段階、教材や教科書を研究する段階から具体的に示されていたと思います。
特に勉強になったのは、生徒の発言に対する切り返しの言葉や、価値付けの言葉の具体例が紹介されていたことです。
山口県の中村先生がフォローの大切さを主張されています。大切なのはわかっていても、中学校研修の中で、どのような言葉でフォローしていいのかわからず、また、うまくフォローできないなと悩んでいました。この本の中には一般性のあるフォローの言葉や切り返しの言葉、価値付けの言葉の具体例があったため、使ってみたいなと思えました。
切り返し、フォロー、価値付けがあることで、子どもたちの思考や学習活動の質が向上し、授業が深くなり、授業の質が高まると思います。
また、この本の中にあった、授業を変える5つのポイントは、授業を観る視点にもなると思いました。
今週の土曜日に埼玉県の大宮で鈴木先生の講座に参加します。いよいよ近づいてきました。他の講師の先生方の講座とともに、とても楽しみです。

- 作者: 鈴木健二
- 出版社/メーカー: 日本標準
- 発売日: 2016/03/25
- メディア: 単行本
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