このブログにごめんよりもありがとうという一言を言えるようになりたいと2日前に書いた。
今日、アルバイトの時、それを見られたアルバイト先のホテルのマネージャーがそのことについてのコメントを下さった。
コメントの中で、ありがとうの反対の言葉は何だと思うか?と問われた。その場で少し考えてみたが、浮かばなかった。
マネージャーに答えを聞くと、『当たり前』だということだった。
何でもやってもらうこと、有ることを当たり前と思っていたら、ありがとうの一言は出ない。そのため、これが反対の言葉であるとのことであった。
今、当たり前のように有ることは、それ自体が有ることが難しいことなのである。有ることが難しいから、いつでも無くなる可能性がある。
例えば、私の母は日勤の時は夜ご飯を作ってくれるが、夜勤の時は夜ご飯が作れない。
日勤の時にご飯を作ってくれるというのは『有る』ことなのである。しかし、夜勤の時はその『有る』ことが『無い』のである。だから、当たり前のように『有る』ことはいつでもなくなる可能性があるのだ。『有る』ことは、あり続けることが難しいのだ。つまり、『有る』ことが有り難いことなのだ。
何でも、いつでもあること、当たり前のことと思うからありがとうの一言が出てこないのである。
日常の中にある、些細なことにでも、当たり前のことと思うのではなく、有り難いことと思える心を持ちたい。そこからありがとうという言葉が生まれると思うから。