390 33冊目『スジ論』

50冊読破目標の33冊目です。


坂上忍さんの『スジ論』(新潮社 2016)読破です。


好きな芸能人は誰か?と聞かれたらその答えとしてあげる芸能人の1人が坂上忍さんです。


この本を読んでいると、坂上さんはきっちりとこだわりを持っていることの部分と、いや、これはちょっとなー…と思うところがありました。


しかし、この2つの部分がはっきりとしており、1人の中に2つがしっかりと存在するから、とても魅力的な人物に映ります。


人は他の人に対して、真面目なところばかりな人間、不真面目なところばかりの人間では、人としての魅力を感じないのではないのかなと最近考えています。


この本の中に書いてあったことの中から、私が読書ノートに書き出したものをいくつか紹介します。


・プライドを持ち過ぎると笑いは取れなくなる。


・その人の生き方が、言動が、スジの通し方が結果として信頼に足るモノと勝手に人が判断するのではないか?


・挨拶というのは相手さんが聞き取ってはじめて成立するもの、相手に言葉が届いていなければ、それは挨拶とは言えない。


・正解を求める前に失敗を繰り返しなさい。失敗は財産。


・理解して頂く努力を怠っては、相手さんだって理解のしようがない。


・仕事というものは最終的には「人」です。


読んでいる私の年齢や、テレビで見ている坂上さんのズバズバ斬りこむ物言いを期待していましたから、本に書いてあることはあんまり面白くはなかったのですが、書いてあることから考えさせられるものはあったと思います。


スジ論 (新潮新書)

スジ論 (新潮新書)