364 郷土愛

石川県で参加した全道研の分科会で学習指導要領の中の郷土愛を扱った資料の開発を行っている方の発表を聞いている時に、『郷土愛』とはなんだろうか?と自分なりに考えてみました。

以下に示します。

(始まり)
別に産まれ、育った街にずっと住んでいることが郷土愛だとは思いません。この街に住んでいても、いなくても、日本の中の違う街にいても、海外にいても、『産まれ育った街は自分を育ててくれた街。いいところだよ。素晴らしいところだよ』と口に出して言えたり、心の中で思えることが大切であり、このように思えることが郷土愛なのではないか?と思います。
(終わり)

一緒に参加していたY先生にこのように言うと、Y先生は以下のようにお考えを教えてくれました。

(始まり)
ふるさとは人ではないかと思う。自分を産んでくれた人がいるから、そこに戻りたいと思うのではないか?
(終わり)

皆さんはどう考えますか?
このように内容項目と呼ばれるものや、道徳で教えたいことについて、自分なりの考えを持つと、自分の授業が変わってくると思います。

短時間で考えたことでしたが、突然ふと自分の中から湧き上がってきた考えでした。でも、文章としてかけたので、Y先生に考えを聞いていただきました。

道徳の学習指導要領の中にある内容項目やキーワードの一つ一つについて、まだ自分の考えを持てていないものもありますが、こうやって少しずつ観を深めていけたらいいなと思います。