267 16冊目『情報を活かす力』

50冊読破目標の16冊目です。


池上彰さんの『情報を活かす力』(PHP研究所 2016)読破です。


池上さんの本は高校生の時から読み始めました。当時、全くと言っていいほど読書に興味がなかった私でも、池上さんの本は興味を持って読めていたのを記憶しています。


さて、この本を読んでいて、 池上さんのわかりやすい解説の秘密は「アウトプットを意識したインプット」にあるんだなと感じました。


池上さんの、本や新聞、ニュースなどからどのようにインプットをしているのかが紹介されており、なるほどなと思い、勉強になりました。


新聞各社の社風や、記事の特徴、地方紙の社説は丸パクリであることもある、午前のニュースは国際的な情報が多かったり、前日までのニュースの振り返りであることが多いなど、マスメディアの職を経験された池上さんだからこそわかる情報を紹介してくれていたことも興味深かったです。


これから、新聞の読み方やニュースの見方が変わりそうです。


また、インプットの量やインプット源の豊富さがあって、解説を聞く人がどんな人で、何を聞きたいと思っているのかを適切に捉えているからこそ、あのわかりやすい解説ができるんだなと思いました。


他にも、中学生の公民の教科書に出てくる知識だけを使ってマイナス金利を説明していて、そのわかりやすさには驚きました。


池上さんのようにわかりやすく解説できる力をつけれるように私も頑張りたいと思います。