173 遺伝要因と環境要因

今日は、教育心理学の講義の日でしたので参加しました。

 

先週から「発達には遺伝要因と環境要因のどちらが大切か」ということについて10班に分かれて話し合い、今日は発表しました。

遺伝のほうが大切だと答えた班は2つで、のこりの班は環境のほうが大切だと答えました。

遺伝とは親からの遺伝のことです。環境は発達の段階における環境です。つまり、氏か育ちかの問題です。

 

理由も併せて発表されました。

遺伝が大切だという班はアスリートの子どもにまた有名なアスリートが多かったり、環境による要因を認めたうえで根本的には遺伝による要因が大きいのではないかということを指摘していました。一方、環境が大切だという班からは、オオカミにそだてられたアマラ・カマラの話で例示したり、大学などの進学でしばらく会わなかった友達に久しぶりに会うと性格が少し明るくなっていたなどの体験に基づきながら理由を述べており、面白いなと感じました。

 

さて、私は同時にどちらが大切かについて話し合うのも面白いのですが、教師はどちらに寄与できるか(しているか)とも考えました。

答えは明白で環境です。生徒たちはそれぞれに親がいるため、その親から遺伝することがあったとしても、血のつながりのない教師からは遺伝することはないからです。

しかし、その親を教育したのは教師です。だから、一概に教師は遺伝に関与していないとも言えないのかなとも考えました。考えたのですが、まだふと思いついただけで、これだけでは論が弱いなと書きながら感じています。

 

しかし、目の前の子たちに全力でいたい。その子たちのことをしっかり考えてあげられるようになり、自分に余裕が出るまでは、未来の子よりも、今目の前にいる子に全力でいなければならないことを忘れないようにしたいと思います。