教員採用試験の勉強を中学校の教科書を使用して行っています。
全7章、約260ページあります。
昨日古代の勉強を終えました(教科書上)。この古代に割与えられている時代は約1000年間です。ページ数にすると、28ページです。小項目は14ありますから、50分×14授業時間でこの約1000年を中学生は勉強することになります。
私が中学生の時は、このような感覚はありませんでしたが、今改めて勉強してみると、こんなことも発見できました。
1000年を14時授業時間で勉強するという事は、本当に重要なことだけを絞って教えなければなりません。この短い時間で生徒たちは1000年のことを学ぶのです。逆に、教師はこの短い時間で、1000年分の歴史を教えなければなりません。
授業技術だけではなく、教師自身の知識の量も必ず必要になってきます。また、歴史という学習のはじめの内容であるため、ここで歴史が面白いか面白くないか生徒が感じ、その先の授業に対する興味や関心が異なってくるはずです。
教科書を見ていると、飛鳥時代が8世紀まで続いたとあるページには書いていましたが、710年(8世紀)~794年(8世紀)までは奈良時代とも書いてありました。794年からは平安時代です。わかりますか?記述が矛盾しています。8世紀までというのは7世紀の終わりまでが飛鳥時代と言うことでしょうか。これなら納得がいくのですが…。少し疑問に思った点です。
古代は現代からかなり離れている時代の話ですが、おもしろいところもたくさんあります。この面白さを授業で生徒にも感じてもらうためには、やはり教師の勉強が必要です。採用試験の勉強のうちにとどまらず、授業のための勉強と言う意味でも頑張っていきたいと思います。