今年最初の授業

今年最初の授業を行いました。世界史の近世の内容です。

世界史は勉強すること自体が初めてだったので内容の理解に少し時間がかかりましたが、なんとか無事終了することができました。

 

生徒役は5名で全員同期の教職課程履修生です。世界史Bを高校で履修していた人が1名いて、残りの4名は私と同じように高校では世界史Aまでしか学んでこなかった人たちでした。

 

教科書の該当範囲は見開き8ページです。この量を50分で授業するにはやはりワークシートの穴埋めの形式がいいのかなとも思いましたが、今年の目標の一つは「挑戦」なので、板書の授業に「挑戦」しました。

 

結果から言うと40点(自己採点)ぐらいです。ダメダメでした。悔しいです。

生徒役のメンバーから出た意見を交えながらの反省です。

<反省>

①授業が35分で終わった。

②板書が整理されていない

③生徒への配慮不足

④教える内容の不足

⑤教材研究が甘かった

 

①について

35分で終わった理由はいくつも考えられます。本当は授業の中に入れる予定だったクイズとペアワークを入れきれなかったこと。正確には緊張して入れきれない流れを作ってしまったこと。時間がないと意識してしまい、生徒の活動(教科書から探す活動など)が完全に終了していないのに発表させたりしてしまったこと。時間が余ったので、活動の時間をきちんととればよかったなと思いました。

②について

生徒役のメンバーに指摘されたことです。具体的には色が使われていない。出来事には年号がついている方がいい。といったことです。確かにそうですね。全部白ではポイントが全く分かりませんよね。また、先生からはこの板書では近世が大体いつぐらいなのかがわからないのではないか。というご指摘もいただきました。まさにその通りです。さらに、注意していた誤字も指摘されました。テストや受験を意識した指摘もあり、テスト前や受験前に見直したときにこれではわかりにくいのではないか。との意見もいただきました。

③について

授業の最初に生徒に教科書から答えを探し出す活動をさせました。教科書の何ページから探してと高等では言いましたが、1回では聞き逃してしまったらしいです。黒板にも何ページというのを書いてほしかったそうです。研修先の中学校の先生はちゃんと黒板に書かれています。たったそれだけですが、大切なことだと痛感しました。

④について

世界史Bを高校で履修していたメンバーがもっとこのことについても言及したほうがいいよというアドバイスをくれました。今回は教科書以外の文献などを読んでいなかったので、使用した教科書だけで授業を作ってしまいました。いろんな文献や資料に目を通せばもっとしっかりと本時の目標にせまれたと思います。ダメとわかっていながら、いろんなことを理由にして2冊目に手を出さなかったという自分の授業に対する姿勢について反省です。

⑤について

板書の左側の1番下にある図の中で「なぜ、ポーランドからネーデルラントに穀物と木材が輸出されてるのか?」と発問しました。穀物についてはネーデルラントの人口増加という答えが返ってきました。私はネーデルランとの経済活動が食糧生産から工業生産にシフトしたということを考えていたので、この答えに対しては答えを濁すことしかできませんでした。木材についてはネーデルランとの船材用という答えを持っていましたが、生徒からは、これに加えて木材がネーデルラント内でとれなかったからという答えも出ました。いずれも、私自身が穀物を輸入したのはなぜか。ネーデルラント内の木材では足りなかったのかといった疑問を持てていればこういう生徒の答えにも対応できました。教材研究が本当に甘かった。

 

新年早々ダメダメな授業をしてしまいまし。授業をしてみて気づくこと、どこが弱いのか、なにがだめなのか様々なことがわかりました。その一方で、セミナーで教わったことや、本の中での学び、前回の実践の反省などを生かせたところもありました。

 

毎回実践をするびにたくさんの反省点があがり本当に悔しい。

しかし、その反省点を1個ずつ減らしていけるように頑張ります。

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