模擬授業『道徳』の実践を終えて

今日模擬授業『道徳』を大学の部活の部員や私の友達、教職履修生3名に対して行いました。その他、大学の教授1名と現役の中学校の先生が参観されました。内容は中学校学習指導要領の中の内容項目4-(5)の勤労などについて扱ったもので、使用した資料は、お弁当屋さんをしている主婦の方の働き方について扱ったものでした。目標は、働くことは「社会や人のためになる」という視点をもってもらうことでした。

 

反省点は様々ありますが、先生方から出た意見を紹介します。

・現役の中学校の先生より

 ・点数をつけると55点だね。

 ・使用した資料に力がない。資料の中に登場する人たちの生の声が伝わらない。

 ・生徒役の子たちの声をもっと拾うべきであった。

 ・心に響く言葉が1つあるとよかった。

 ・初任者よりもいい授業ができている。

 

・大学の教授より

 ・資料の中の主婦の方の苦労をもう少し伝えるとよかった。

 ・このお弁当屋さんに助けられている人の言葉を伝えれればよかった。

 ・お弁当を配達するだけか?心も届けているのでは?

 ・生徒の答えに対して「なるほど」が多かった。生徒を認める言葉だが、言い過ぎる  

  と、べた褒めしている感じが出てくる

 

まだまだ直すべきところが多いみたいです。様々な指導法などは多くのすばらしい先生方から学んでいますが、それを使えるかはまた別の問題。実際、先生方からご指摘いただいたことは今まで読んだ本にも書いているものもありましたが、それをできていない自分がまだまだ未熟です。今回の反省は次回以降にしっかりと生かしていきたいなと思います。板書した漢字のミスや資料の読み違えもあったようです。こういうところも直していかなければなりません。

 

さて、今日は生徒役の子たちに授業を受けてくれたお礼に一言メッセージと謝礼として500円を渡しました。500円は安いかもしれませんが感謝の気持ちでした。しかし、誰もこの500円を受け取りませんでした。彼らは友達ががんばっているからという理由で参加したからお金なんていらないという気持ちがあったみたいです。でも、私の手書きのメッセージは全員持って帰りました。素晴らしい人たちですよね。私はとても恥ずかしくなりましたが、とてもいい人たちと出会えたなと改めて感じました。

書きながら、「あ、これも道徳につかえそう!」だと思いました。(笑)

 

今日の授業に関わっていただいたみなさん、本当にありがとうございました。

また少しだけ成長できました。