2018年50冊読破目標の14冊目です。
中村健一先生の『策略 ブラック学級開き 規律と秩序を仕込む漆黒の三日間』(明治図書 2018)読破です。
「若手は」「若手が」「若手にとって」という、若手を意識した部分がたくさんありました。
若手の先生が見落としがちなことや、できていないことを具体的な事例をあげつつ示してあり、こういうところを気をつけないといけないんだなと思いました。
そして、「0」の時間の大切さが伝わってきました。本気で教師を目指している大学生は、早めにこの「0」の時間のスタートをきった方がいいのではないかと思います。
現場に出て、実際に働き出してみないとわからないこともあるのでしょうが、比較的自由に時間やお金を使えるときに教育書を読んでみるだけでも違うんだろうなと思いました。
できるかできないかは現場に立った時でいいと思います。その日に向けて、何かをやることが大切なんじゃないかなと思いました。
さて、付箋をつけたところの一部を引用します。
(引用開始)
①「ただの大人」を「先生」として認めさせろ
②優しいだけの先生は、子どもから嫌われる
③学級づくりは、日常である。日常に派手さはいらない。地味なことの繰り返しこそが、大事。
④ユニバーサルデザインは「支援」だけで終わっていて、「指導」がない。
(引用終了)
特に、②の部分については、中村先生が若手に対して、厳しい言葉を使われていますが、今の私には一番印象に残りました。
私は、少し前から、中学校現場研修に参加する中で、現場に立ったときに優しいだけの先生にならないかなと不安に思っています。
優しさも必要なのでしょうが、厳しさのない優しさは甘さだと思っています。
まだまだ覚悟が足りないんだと思いました。
さて、話は変わりますが、3月17日に中村先生と古川光弘先生が唐津に来られますので、参加して学んできたいと思います。
もう少しだけ席に空きがあるみたいですので、ご興味がある方は是非、お申し込みください。
お申し込み先↓
http://kokucheese.com/s/event/index/499903/