709 35冊目『道徳のチカラ13号』(通算No.64)

2017年50冊読破目標の35冊目です。


全国道徳教育サークル「道徳のチカラ」の機関紙である『道徳のチカラNo.13』(通算No.64)読破です。


発刊日は、平成27年12月となっていますから、発刊されてから、2年経っています。


手元に届いた時は、連載企画の中の3つにしか目がいっていませんでした。特集文は、長くて難しそうだったので、ついつい避けてしまっていました。そのほかの企画についても、さらっと目を通すだけでした。


しかし、昨日と今日で、じっくり最初から最後まで読んでみると、勉強になることばかりでした。それに、予想と違って読みやすかったです。しかし、読みやすい中にも、刺激があり、読んでいてとても面白かったです。


今号の特集は『今こそ、<批判的思考力>』でした。特集文のうち、特に辻川先生が書かれた「感動に水を差せ」という記事が良かったと思います。


・感動は目を曇らせる(p.39)

→良いものをそのまま良いと捉えず、一旦冷静に見直すことが大切だと思いました。みんなが良いと言っている、社会が良いものだと評価しているものにこそ、批判的な視点を持ってみないといけないと思いました。


・一見、「感動しそうにない、魅力的ではない教材」を、子供たちが感動する、魅力的な教材にすることこそ、「開発」であり、「教師の腕」ではないかと考えている。(p.39)

→良い素材はないかと求めている中で、なんだか使えそうだけど、使えないかな。と、思う素材って、身の回りにたくさんあると思います。その素材を魅力的な教材にできるかは、教師の腕にかかっているのだと思いました。その腕を磨くことも大切な教師修業だと思いました。


特集文の他にも、野口芳宏先生の記事や、授業実践を斬る企画、情報モラルに関する記事、局面指導に関する記事、鈴木健二先生が書籍を紹介する企画、セミナー等での終業感想の掲載など、本当に豊富な企画と、内容の濃い記事が掲載されています。


今日読破した1冊は既にバックナンバー扱いですので、1部1000円で購入できるそうです。ご興味がある方は、下記のリンク(または、「道徳のチカラ」で検索を!)からお申し込みください。

http://www12.wind.ne.jp/kaikaku/


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