535 教育心理

教員採用試験の試験科目に教職教養というものがあります。

内容は、教育原理、教育史、教育法規、教育心理です。

最近は、その中の教育心理の分野にとても興味を持って勉強できています。

理論や仕組みを知っていれば、指導法に活かせると思えるものが多くあるからです。

例えば、エビングハウス忘却曲線は、記銘したことが時間が経つにつれてどれくらい忘れられるかをグラフ化して表しています。

エビングハウスによると、約30分後には半分のことは忘れられるそうです。しかし、忘れたことでも、なんども再学習することで定着していくそうです。

この忘却と再学習の理論は、「復習をしなさい」という指導の根拠となります。

生徒から「なぜ、復習をしないといけないのか?」と聞かれた時に、その根拠を示すことができます。

この場合は、数字が出て来ますので、生徒もより納得できる説明になると思います。

ただ、なんとなく教師の感覚で物を言ったり、一般的に正しいと言われているから、疑わずに同じように指導するのではなく、理論などをもとに指導をすることが大切だと思います。

教育心理には、指導の根拠となる理論や説が多く存在しているため、面白いなと思えます。

また、これまで、様々な先生の様々な実践(授業だけに限らない)を見せていただきました。教育心理を勉強していくと、「あの実践の元になる理論はこれだな」と思えることもあります。

それは、私が勝手に思うだけなので、正しいかはわかりませんが、実践との関わりを感じられるというところが、学ぶ意欲につながっています。