2017年50冊読破目標の10冊目です。
水野学さんの『センスは知識からはじまる』(朝日新聞出版社 2014)読破です。
センスというと、多くの人が服のセンスなどをイメージすると思います。しかし、スポーツの世界にも、バッティングセンスなど、センスが必要な場面があります。そして、教育の学校現場にも、私はセンスが必要な場面が多いと感じています。
水野さんは、センスを数値化できない事象の良し悪しを判断し、最適化する能力であると定義しています。
また、センスとは、知識の集積であるため、意識して、多くの知識を得たり、体験をしたりすることが大切だそうです。
この本では、自分がセンスがない人だと感じている人でも、知識を獲得していくことで、より良いセンスを身につけられるとしています。その方法や考え方などがとても勉強になりました。
料理人、デザイナー、コーディネーター、プロスポーツ選手、教師…どの職でも、プロと呼ばれる人や、一目置かれる人はセンスのあるものを作り出せる人だと思います。
センスのある人が作るものや、センスのある仕事をする人は、作り出したもの、働き方で、周りの人やお客様を驚かせ、感動を呼ぶことができると思います。
技術の獲得によって、ある程度はどんな人でもいいものを作り出せます。しかし、そこから頭一つ出るためにはセンスが必要なのではないのかなと思いました。
- 作者: 水野学
- 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
- 発売日: 2014/04/18
- メディア: 単行本
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