2017年50冊読破目標の9冊目です。
夏川草介さんの『本を守ろうとする猫の話』(小学館 2017)読破です。
本が好きな林太郎とその前に現れたトラという猫が、様々な迷宮に行き、そこで本を解放していくという物語です。
迷宮、解放という言葉で、現代の本を取り巻く社会の様子をうまく表しているなと感じました。
本を解放していく中で、林太郎は本屋を営んでいるおじいちゃんの言葉を思い出していくのですが、このおじいちゃんの言葉がよかったです。
よく本を読む人、これから本を読んでいこうと考えている人に読んで欲しい一冊です。
なぜ、本を読めと言われるのか。考えるところがたくさんありました。また、本の読み方についても考えさせられました。
- 作者: 夏川草介
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2017/01/31
- メディア: 単行本
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