明治図書から出ている教育雑誌に社会科教育というものがあります。
大学の図書館で読めるのですが、4年間読んだことがありませんでした。
しかし、社会科の勉強不足を感じていますので、卒業まで残りわずかですが、読もうと思い、今日初めて中身を開いてみました。
学校現場の先生方が書かれている文章は読みやすく、内容が実践的であるため、とても興味を持って読めますが、大学の先生が書かれた文章は、難しい言葉や表現があり、読むのに一苦労しました。
今日読んだ記事の中では、資料の使い方についての記事が勉強になりました。
その中に、ある写真がありました。下手な絵ですが、ノートに書いたものを載せておきます。
この写真を見せて、どこの都道府県か聞くと、ほとんどの子はわからないでしょう。
でも、わかるためのヒントがあるのです。 ちなみに、みなさんはわかりますか?
例えば、県庁と書いてある標識から、北海道・東京都・大阪府・京都府はありえません。
次に、信号が縦型になっているところから、積雪を意識した地域だと考えられます。
そして、最後に国道7号線の表示があるため、国道7号線が通っている県を探せばせいかいに行きつきます。
資料を提示して、大きな問いを発し、少しずつヒントを出して行って、限定して行き、最後に決め手となるヒントを出すことで、資料を見る眼が鍛えられ、授業中興味を継続していけるのではないのかと思いました。中学生で、この興味が継続するためには、もう少し工夫が必要かもしれません。
授業はそこから、雪国の地域の学習に入っていく小学生の授業の話しでした。
なぜ、教師が資料を細かく見ないといけないのかが、シンプルな実践例とともにわかったなと感じます。とてもわかりやすかったです。
なんだか、有田和正先生の参勤交代のところの授業に似ているなと思います。
参勤交代の様子を描いた絵を提示し、季節はいつかと問うのです。周りの人々が土下座をしていることから、どこの藩の行列か予想させ、その藩の大名が、親藩なのか、譜代なのか、外様なのかによって、参勤する月が違うところから、季節というものを割り出す授業です。
でも、中学校でこんなゆっくりとできるのかな?とも思いました。また、毎度毎度はできないかもしれませんが、そこが工夫のしどころだと思いますので、頑張りたいと思います。