442 3冊目『思うは招く』

2017年50冊読破目標の3冊目です。


植松努さんの『思うは招く』(宝島社 2016)読破です。


植松さんの本はこれで3冊目です。植松さんは過疎化が進んだ北海道の小さな町工場で宇宙開発をすることを通して、夢を持つことの大切さを教えてくれます。実際にロケットも飛ばされています。


私の実感として、そもそも夢をもっていない人が多いなと感じています。なりたい職業すらなく、ただ、給料がいい会社、東京にある会社または、地元の会社、福利厚生がいい会社など、就職ですら、やりたいことではなく、労働条件や環境が他の選択肢よりも良いところで決める友達もいます。そもそもやりたいことが無いという友達もいます。


夢を持つことの大切さの前に、夢を持っていない人は、どうやったら夢を見つけることができるのか。これを知ることが大切だと思いました。


植松さんは、以下のように書かれていました。


(引用開始)

夢を見つけるのが難しいと言われる時代です。だけど、いや、だからこそ初めて出会うものに「すごい!自分もやってみたい!」と感動し続けることが大切です。そこから必ず夢が見つかります。

(引用終了)


感動するためには、いろんな人と出会ったり、いろんなところへ出かけたり、まだやったことが無いことに挑戦してみたりすることが必要だと思います。つまり、いろんな体験をすることが大切だと考えました。


では、夢を持つことはなぜ大切なのでしょうか?

植松さんは以下のように書かれていました。


(引用開始)

夢を持つって、とても大切です。それは、現在手の届かない場所へ向かう心です。努力の源です。向上心の源泉です。

(引用終了)


夢があれば、それに近づくために人は頑張ろうと思えるのだと思います。知らないこと知ろうとし、できないことをどうやったらできるのか考えるのだと思います。夢を叶えたいから、夢に少しでも近づきたいから、多少の失敗や苦労があっても、それを乗り越えられるんだとおもいます。だから人が生きる上で夢は大切なのでは無いのかなと考えました。


最後に植松さんからのメッセージです。


(引用開始)

何かに感動して見つけた夢は「どうせ無理」と思わず、決してあきらめず、努力し続けていれば必ず叶います。そして今こそ大人が、真剣に自分の夢について考えるべきだと僕は思っています。

(引用終了)


「どうせ無理」と思ってしまいそうになったら、その夢を叶えるにはどうしたら良いかを考えることが大切です。「どうせ無理」ではなく、「だったらこうしてみたら?」を考えることで、夢は叶うのだということを教わりました。


植松さんの本はぜひ多くの人に読んで欲しいと思います。TEDxSapporoで植松さんがスピーチをされている様子がユーチューブに上がっています。20分ぐらいの動画ですので、よかったら見てみてください。本の中に書かれていることも話されています。また、『植松努のブログ』で検索すると、植松さんのブログが読めます。


思うは招く ~自分たちの力で最高のロケットを作る!

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