369 読書タイム

中学校で教育実習をさせていただいている時に、ふと読書タイムに本を読んでいない生徒が数人いる事に気が付きました。


読書タイムとは、朝の活動の後、先生方が職員朝会をされる間の時間に生徒に読書をさせる時間の事です。


静かな時間をつくり、落ち着いた心で1日をスタートさせようとする事が目的です。


しかし、本を読んでいない生徒がいました。現在では、静かな時間を作る事が目的の一つですから、本を読んでいなくても、周りの人に迷惑にならないように静かにしていれば問題はないと思うのですが、実習中はどうにかして本を読ませたいなとら思っていました。


そこで、実践した事が、自分の家から本を持ってくるという事です。有名人やスポーツ選手が書いた本、中学生を対象とした題名の本などは人気がありました。


現在でも、研修の時はこの実践を続けています。生徒には人気で、私の姿を見るなり、好きな本を持っていって、静かに読むようになりました。時には、読まない子もいますが。


学級文庫を見てみると、除籍図書と書かれている、何10何年前の本ばかりでした。

これでは、生徒は読まないでしょうね、

面白くなさそうでしたもん。


たったこれだけの事かもしれませんが、生徒との良い関係づくりや、現状の改善を目指した実践でした。これからも続けていこうと思います。