50冊読破目標の27冊目です。
桂望実さんの『総選挙ホテル』(角川書店 2016)読破です。
この本の中に登場するフィデルホテルが、今私がアルバイトをしているホテルとそっくりな状況であり、とても面白いなと思って読めました。
最近、アルバイト生や派遣スタッフの雰囲気が変わったなと感じます。いろいろ思うことがありますが、一人一人、仕事に対する考え方は違うはずです。だから、社員でもない私がいろいろ細かく言うのは意識してやめました。言ったところで反応が良くないってこともあるのですが。
私自身は今のアルバイトの仕事は好きなんです。しかし、最近は上に書いたようにしばしば悩むことがあり、あんまり心の底から生き生きとはできていないなと思います。そんな中、今のアルバイトの仕事を初めて好きだと思えた時のことを思い出させてくれるような本でした。
少し元気が出ましたので、明日からの勤務をまた頑張れそうです。
特にホテルに勤務する方々にはオススメの一冊かなと思います。
この本の中で頭に残った文章が幾つかあります。
・上司が完璧じゃ下は大変ですよ。ダメなところとかあってくれれた方がこっちは楽ですよ。勿論許される範囲内での話ですけどね。
・たった一人の客のために全力であたる。その客に満足してもらえるようベストを尽くす。それを積み重ねていくーそれがホテルの現場。
・現場にはーそこにお客様の感動があって、私どもの喜びもある
・平凡な毎日の中にだって数え切れないくらいたくさんの幸せの種があるってことに、早く気付きますように。
残り長くても6ヶ月の勤務です。たったこれだけの期間ですが、できることを頑張りたいと思います。
- 作者: 桂望実
- 出版社/メーカー: KADOKAWA/角川書店
- 発売日: 2016/06/01
- メディア: 単行本
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