332 26冊目『コンビニ人間』

2016年50冊読破目標の26冊目です。


村田沙耶香さんの『コンビニ人間』(文藝春秋 2016)読破です。


第155回芥川賞受賞作品です。


正常な人とはどんな人でしょうか。世の中の多くの人が考える正常な人に当てはまらないひとは非正常な人、異端者とみなされる。というところに、私たちが意識していなくても、あの人ちょっと変よねとかいう自分を正常な人とした時の基準で人を見てしまっている時があるということに気づかせてくれるような感じがしました。


結婚している人、就職をしている人が正常な人なのでしょうか。理由もなく、結婚も就職もしていない人は異端者でしょうか。


でも、おそらく、世の中の多くの人の感覚はこのようなものではないのかなと感じます。


 本の帯には、「普通」とは何か?現代の実存を軽やかに問う衝撃作とありました。


普通ってなんなんでしょうね。考えさせられました。


コンビニ人間

コンビニ人間