331 道徳の時間

一昨日、中学校で道徳の授業を参観させてもらいに1年生のある教室へ行った時のことです。


担任の先生と一緒に教室へ向かい、教室に入ると、ある生徒が、担任の先生に『先生!今から席替えをするんですよね?』と言いました。

また、別のある生徒は私に『先生(私)、道徳しなくてもいいですよ。しても意味ないですもん。』と言ってきました。この生徒の周りの子達もこの生徒の意見に賛成のようで、『野活(野外宿泊活動)の準備をしたいよね』などと話していました。


きっと、生徒たちが今まで受けてきた道徳の時間は道徳の授業が行われず、席替えや行事の準備の学活が行われてたりしていたんだろうなと思いました。


生徒たちの言葉はきっと、道徳の時間への認識や本音であったと思います。


生徒の言葉をきいて、答えはすぐに浮かぶのですが、何と答えたら良いというか、正しいのかわからず、『道徳の時間は大切な時間だよ!』としか、返事ができませんでした。


道徳の時間は何のためにあるのか、何で週に1時間の道徳の時間が設けられているのか、道徳の授業の大切さとは何か。


少しぐらいなら語ることはできますが、語って納得させるようなことではないと思います。


毎週必ず道徳の時間には道徳の授業を行い、生徒の本音を引き出すことができるような授業を行い、生徒に大切な時間だなと感じさせなければならないと考えます。


多くの先生が道徳の時間で行う道徳の授業をもっと大切にすることができれば、人を傷つけるような言葉や行動を減らせます。社会を少しだけかもしれないけれども良くすることができる人を育てることができるはずです。そして、社会を少しだけかもしれないけれど、温かくすることができるはずです。


私自身も、まだまだ勉強不足ですし、ものすごい実践ができるわけではありませんが、道徳の時間、道徳の授業を大切にしていきたいと思います。