290 感動を与えてくれた生徒たち

今日は昨日に引き続き、お世話になっている中学校のバスケットボール部の試合の引率をさせていただきました。


今日は、女子の試合の応援をし、女子の解散後に男子の会場へ移動して応援しました。


女子の試合の1試合目は30点ぐらいの差で勝ちました。こちらは危なげなかったと思います。

2試合目は1点差での勝ちでした。この2試合目を見ていて感動しました。最後まで、追いついたり、追い越されたりを繰り返しながらも、部員全員が最後まで諦めることなく、最後まで1点を守り切って勝った試合でした。このように、チームが1つになって勝てたこと、全員が最後まで勝ちたいという気持ちを前面に出して戦ったていた姿に感動しました。


男子の会場へ移動すると、ちょうど男子の試合の終わりの方でした。私が到着した時には13点差が開いていました。しかし、ある生徒の3ポイントシュートを皮切りに、1点差まで追い上げ、最後の1.8秒ぐらいで相手のファウルがあり、フリーシュートを獲得しました。その2本のシュートを打った選手が2本とも決めて、逆転しました。そのまま時間が来て、勝ちました。この逆転劇の一部始終にも感動しました。


男子と女子の試合のあと、話す時間をもらいました。その話しをした後に、男子のある生徒が『今日の(私)さんの話しは嬉しかった』と言ってくれました。


男子には次のようなことを話しました。

『疲れていると思うから短く話します。感動しました。涙が出そうになりました。理由はギリギリで逆転したからじゃないよ。チーム11人が誰も諦めず、最後まで勝ちたいっていう気持ちを持ってプレーしている姿に感動したんだよ。俺はオリンピックの決勝を見ても感動せんけど、君たちが必死で勝ちたいって思って諦めず、最後まで頑張る姿には感動するんだよ。君たちのプレーは見ている人に感動を与えられます。そのことを忘れず、次に向けてまた頑張ってください』


オリンピックを見ても感動しないってのは本音です。だって、その選手がメダルを取るために頑張っていた姿を普段見ていないんですから。それよりも、普段関わっている子たちが、必死でプレーしている姿に感動するんです。これが本当の感動だと思います。


そんな感動を1日で2度も味わえた私は幸せ者です。