270 学ぶ理由①

私は昨年から、市内のある中学校で研修生として、学校現場で必要な実践力に関わる研修を行わせていただいています。

研修の中で、学校現場に必要なのは、例えば、ブルーナーが発見学習を提唱したというような知識ではなく、50分間の授業に生徒を全員参加させることができるというような実践力だと感じています。

私は大学には経済学部しかありませんから、教職課程は最小の教員数で最小限度の講義しか行われていません。その全てが〇〇論や〇〇学といったものです。〇〇実践演習という名のつく講義はありません。

研修を行いながら、教員採用試験に合格して実際に学校現場に配属されると、とても、講義の中の勉強だけでやっていける気がしないと感じています。

セミナーに参加したり、本を読む私の姿を見て、大学の教職課程の友達や後輩からは活動的だとか、ものすごく勉強していると言ってもらえています。しかし、正直に言うと、私はこのまま、現場に出るのが怖いです。研修、実習でそう感じました。その怖さを少しでも払拭するために、少しお金と時間の面で無理をしても学ぶようにしています。

これが、今、私が学ぶ理由です。