169 バイキング③

最近、お昼の時間は勉強の休憩として、昼食をとりながら、『バイキング』という番組を見ていることが多いです。

 

数日前のバイキングを見ていると、東京都か神奈川県か忘れたのですが、保育所を建てようとしていた役所が住民の訴えを受けて保育所の建設を取りやめたという事が紹介されていました。

知っている方も多いと思いますが、今は待機児童問題が発生していることもあり、少し考えさせられる内容でした。

 

役所側の言い分は、不足する保育所・幼稚園を建てて、待機児童問題を解決したいというもので、住民側の要望はできる限り聞くというものでした。

一方で住民側の言い分は、自分たちが住んでいるところに建てられると静かに暮らす権利が侵される。ただし、別の所に建てるのは反対ではないというものでした。

 

どちらもなるほどなと思わされる意見です。住民側の意見も間違っていませんし、静かに暮らすのは確かに権利だと思います。

 

また、別のある調査では、「子どもの声は騒音だ」と言われたとも紹介されていました。この主張には納得できません。と言うよりも、子どもの声を騒音と表現するのは怒りと言うよりも悲しいなと思います。

 

一言に待機児童問題と言っても様々な意見や主張があります。どこにでも保育所や幼稚園を建てればいいというものでもありません。しかし、建てないと、待機児童問題は解決しません。働きたいお母さんも働けません。

 

全ての人の言い分を満たすのはなかなか難し良いですね。土地がただでさえない都会において建てる場所も選べないのかもしれません。でも待機児童問題は解決しないといけない。建設地付近の住民の意見も聞かないといけない。解決できるのでしょうか。