153 バイキング②

以前書いたテレビ番組の『バイキング』で討論されていたことの2つ目です。

 

鹿児島のある高校が行っていることで、東京大学に合格したら100万円を賞金として渡すということに賛成か反対かという事について討論が行われていました。

 

東京大学の学生にもインタビューがされており、賛成派・反対派からの意見が脱されていました。賛成派の意見としては勉強するインセンティブになるという意見や、自分(インタビューに答えていた学生)もモテるだろうとかいう理由で受験したからいいのではないかというものがありました。反対派としては、お金で釣るような制度であり、そのようなことを学校がするべきではないというものがありました。

 

スタジオでは賛成派が反対派に代案を求めたり、賛成派から、賞金ではなく奨学金と言う名称だったら抵抗がないのではないのか。という意見がだされ、なるほどなと思いました。

 

この制度がいい・悪いの前に私が気になったのは、賞金を出す条件が東京大学の合格者に限られていることです。京都大学大阪大学など東京大学以外の旧帝国大学や地方の国・公立大学への合格者には賞金が出ないことに少し疑問を持ちました。私の高校の先生が受験前によくおっしゃっていたことで「どこで学ぶかではなく、何を学ぶか」が大切である。という事があります。

教師ならば、生徒の夢を応援するべきではないかなと思います。ある大学への進学率も重要なのかもしれませんが、生徒の夢を叶えるための道の入り口に立たせることが大切ではないでしょうか。

確かに東京大学では日本で見ても世界で見ても最高レベルの教育を受けることができ、充実した研究もできるのは事実でしょう。しかし、東京大学に行かないとかなわない夢は数えるほどしかないようにも思います。

学校経営の面も確かに大切かもしれませんが、教師なら、学校なら、まず生徒のことを考えれる存在であってほしいなと思いました。