134 道徳の授業実践

今日は研修先の中学校の1年生のあるクラスで「道徳」の授業をさせていただきました。中学生相手に道徳の授業をするのは初めてでとても緊張しました。しかも、このクラスで授業をするのは初めてでした。でも、授業時間中生徒たちはみんな頑張ってくれました。

 

授業の反省は「観」が深まっていないのに授業をしてしまったことです。資料の効果的な使い方や指導過程のほうに時間をかけて授業を作ってしまったなと思います。しかし、その割には、指導過程も、資料の使い方も今日のやり方でよかったのかなと疑問があります。

今日の授業は宮澤章二さんの『行為の意味』という詩とACジャパンのCMをもちいて『おもいやり』について考えてもらおうと授業をしました。

しかし、私の「おもいやり」に対する考えは、思いやりのある行動をとれば自分も、相手も周りの人も笑顔になれるというものでした。例えばバスでお年寄りに席を譲る行為は、別にしなくてもいいことです。でも、そこで、お年寄りのことを思いやって席を譲るといういう気持ち、そして、その気持ちと席を譲るという行為に対して、お年寄りが笑顔になる。ここに人としての温かさを感じるなと思いました。だから、思いやりのある行動をとれるようになって欲しいなと言うのが、今日の私の授業に対する思いでしたが、これをうまく授業で伝えきれなかったなと思います。

 

授業後にY先生から、「何を伝えたいのかがわからなかった」というお言葉をいただきました。

よく思い出してみれば、大学で模擬授業として道徳を行ったときや、セミナーのY先生の講座の中でミニ道徳を作った時も、最終的に「何を伝えたいのかがわからなかったといつも言われていました。伝えたいものがあっても、それが授業を参観している人や生徒に伝わっていない道徳の授業を私は今までやっていたんだなと思いました。今日気づけたことの1つです。これからしっかり改善していきたいです。

 

まだまだ、反省点はありますが、今日はいつもより疲れてしまったのでまた別の機会に。