公務員という職

公務員を目指している大学生の友達に、なぜ公務員になりたいのかときくと、なんとなくだとか、安定しているからだとかという返事が返ってきます。もちろん中には、警察になって生まれた町を守りたいなど使命感のある返事も帰ってきますが、そのような人たちはごく一部です。

 

大人に公務員のイメージを聞くと、安定しているだとか、税金で食べているなどのイメージを持っているという返事が返ってきます。

 

しかし、私は公務員の多くの人は街に暮らす人のために働いていると思います。それを感じたのがここ最近、日本列島を襲った寒波の時です。私の住んでいる県では多くの世帯で断水になる被害が発生しました。友達のお父さん公務員らしいのですが、3日間家に帰らず、ほとんど眠らず働いていたそうです。自衛隊の人たちは遠くの町から私たちの生活に必要な水を運んできているとニュースで報道されていました。

 

ニュースでは住民の方の声も報道されていましたが、公務員の方に対する感謝の言葉よりも先に水がいつまで止まるのかはっきりしてもらいたいなどの声でした。

 

仕事だからあたりまえかもしれません。税金を払っているから公共サービスを受けるのはあたりまえかもしれません。しかし、すこしだけ、公務員へのイメージを「わたしたちのために働いている人」という方向に変えてほしいなと思います。

 

そして、私も含めて公務員を目指す人は「世の中のため、人のため」に働くという気持ちを持つべきだと思います。