今日はまちに待った道徳授業改革セミナーin熊本の開催日でした。
講師の先生は講座順に佐藤幸司先生、野口芳宏先生、鈴木健二先生でした。
少しだけ先生方からの学びを紹介します。
第一講座 佐藤幸司先
佐藤先生の講座の中で印象に残ったのは「道徳の宿題」です。教科となるわけだから宿題を出していいのでは?というお考えでした。確かに50分の授業の中だけで終わらず、継続的に道徳心を養える有効な手段であり、とても興味深い発想だと感じました。道徳の授業の中でお風呂の掃除をするというようなことが出てくれば、それを宿題にさせて実践させれば良いというものでした。道徳の授業で生徒の中に起きたさざ波を起こし続けるのに有効な手段の一つだと思いました。そして、保護者の人から一言いただくとさらに素晴らしいものになるというものです。
第二講座 野口芳宏先生
はっきり言って全てが学びでした。講座の時間時中ドキドキが取りませんでした。講座の中で私と何センチかまでの距離によってこられた時はものすごくドキドキしました。
さて、学びですね。
道徳と学力のどちらが大切か?答えは明らかに道徳である。理由は教育は道徳のためにあるものであり、学力は生活を豊かにするためにあるからです。教育基本法の第1条を読めばわかります。教育の目的は人格の完成です。では、人格の完成するのはどのような時でしょうか?文科省の特別の教科道徳の解説編にはこのような言葉があります。「特定の価値を押し付けたり、主体性を…」この価値が押し付けられたと感じなくなった時。この時が人格が完成した時である。
第三講座 鈴木健二先生
教材開発を高める4つのステップ
1、感動を大切にする
2、感動した教材を多く開発する
3、小さな道徳授業をつくる
4、1時間の道徳授業をつくる
感動とはいいな!という教師の気持ちです。身近な素材に気づけばこのような感動が生まれます。身の回りは素材だらけだと思って、チャンスを逃さず写真に撮ってスドックすることも大切だと学びました。理由は写真があるのとないのでは、説得力が違うからです。
鈴木先生の講座は演習という形でした。先生が40名ぐらいの参加者のブロックに意見を求められた時に勇気を出して手を挙げ、参加者約120名の先生方の前で自分の意見を言えました。挑む2016年!きちんとできました。
先生方による模擬授業や、熊本の三原先生と野口先生による対談も行われました。
飲み会まで含めて濃い学びの1日でした。
1人だった自分に酒席で声をかけてくれた辻川先生、緒方先生に感謝します。本当にありがたかったです。そして、熊本の白石先生、桃崎先生にもお気遣いを頂きました。白石先生と緒方先生は店の外まで見送っていただき、本当にありがたかったです。
また、来年熊本で先生方とお会いしたいと思いました。