年賀状

年賀状の始まりとされる年賀の書状は平安後期にはすでに貴族の中に広まっていたそうです。


江戸時代には街道の整備や飛脚制度の普及により一般市民の間にもこの文化が広がりました。


明治時代に始まった郵便制度にともない、葉書が誕生すると、年賀状が生まれました。


現在のようなお年玉付き年賀状は1949年に始まりました。戦後という時代背景からお年玉をつけることに反対論もあったそうです。


第一回のお年玉付き年賀状の賞品は、

特賞:ミシン

1等:純毛洋服地

2等:学童用グローブ

3等:学童用こうもり傘

でした。この時代の庶民はホームメイドで洋服を作れる家庭を夢見ていました。また、ベビーブームとも重なり、このような賞品になったらしいです。


1956年の1等は電気洗濯機

1960年の1等はフォームラバーマット

1965年の1等はポータブルテレビ

1984年の1等はビデオテープレコーダー


でした。


平成に入ると、海外旅行、最新式テレビ、パソコンなどから1つを選ぶ形式になりました。バブル景気とその崩壊、そして、バブル期に進行した消費社会の多様化を反映していることがわかります。


さて、小学生の時は10枚20枚と書いていた年賀状もだんだんと書く量が減っていき、今年書いた年賀状はたった4枚です。友達とはLINE等で簡単に新年の挨拶ができるようになったことも大きいでしょう。しかし、LINE上の文字と年賀状の中の手書きの文字では温かさが違うと感じます。

今年は4枚しか書いていないので、送る相手の人との旧年中の出来事をなるべく多く書きました。


受け取る相手が読んでくれると嬉しいです。