サンタさんはいるのか

昨日の中学校研修で、指導を担当していただいている先生があるクラスの社会科の授業の前に5分間のミニ道徳をされました。

 

<授業の様子(→生徒の答えや反応)>

質問①「サンタクロースはいると思いますか?」

 →いる:60%  いない:40%

発問①「サンタクロースとはどんな人ですか?」

 →・プレゼントを配る人

  ・そりに乗ってくる人

  ・年齢がわからない人

  ・ひげが生えている人

  ・世界中を回っている人

  ・みんなに幸福を与える人

発問②「この中でできそうなことはどれですか?」

 →1人2回挙手

先生のお話「サンタクロースはいないという人もいましたが、サンタクロースのような心は持っています。みんなの心の中にサンタクロースはいるのです。」

<終わり>

 

さて、サンタクロースがいないという人の多くは、プレゼントはお父さんやお母さんが夜にこそっとおいているという事実をしっているためそう思うのではないでしょうか。私もこの事実を知ってからはサンタクロースはいない(公認サンタクロースを除く)と思っていました。しかし、この5分の道徳を受けて思ったことは、プレゼントを置くのが両親であっても、その心には「子どもに喜んでもらいたい」という子どもの幸福を願うきもちがあるのではないかという事です。

親は「子どもによろこんでもらいたい」という思いでプレゼントを子どもの枕元に置くでしょう。もしそうならば、プレゼントを配る人・人を幸福にする人(生徒の回答より)となります。親のこの時の気持ちはサンタさんの気持ちと一緒です。この時だけ親はサンタさんになっているのではないでしょうか。

 

さて、私たちはサンタさんみたいにプレゼントを配ることもできますが、それにはお金が必要です。お金は「モノ」であるため使うには限界があります。

しかし、人を幸せにしようという「心」はどれだけでも使えます。バスの中でお年寄りに席を譲ったり、困っている人に声をかけたりとできることはたくさんあります。

 

「モノ」をプレゼントをすることも素晴らしいことです。でも、他の人を思う「心」をプレゼントすることも素晴らしいことではないでしょうか。

 

クリスマスの今日、何か1つ他の人に「心」のプレゼントをしてみようと思います。

今年も1人寂しく過ごす予定だったクリスマスでしたが、「心」のプレゼントをすることでいつもより少しだけ温かく過ごせそうです。